かしの通信155号
政務活動費は減らすのが本当に良い？

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かしの通信155号
政務活動費は減らすのが本当に良い？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　兵庫県議会議員　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　神戸志民党　党首　樫野孝人

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１、2017年度の政務活動費報告
号泣県議で話題になった政務活動費。
この時期、一年間の精算業務に入ります。

兵庫県議の政務活動費は月45万円。
月50万円だったのが、あの事件で10％カットし、月45万円になっています。

この削減を３割カットすべきだという意見もあり、議会で議論をしていますが、反対派が多く、10％カットで止まっています。
（私も事件の反省の意味で３割カットすべきだと思っています）

さて、この政務活動費は企業でいうと経費にあたるものです。
調査研究費、研修費、会議費、広報広聴費、陳情等活動費、資料作成費、事務所費、事務費、人件費に使うことが出来ます。

会社員は上記の経費は会社が支払ってくれますが、議員はこの政務活動費を使って日常の業務にあたります。

「政務活動費を減らすべきではない」という意見があるのは
「議員の活動を減らすことになる」という考えなのです。

頑張って活動する議員ほど、経費はかかるので一理あると思いますし、
私も政務活動費を減らすなら、議員報酬を減らす方が妥当だと思います。

さて、月45万円、一年間で540万円の「枠」があると、いろいろ使い道はあります。
「枠」と書いたのは、野々村事件以後、兵庫県議会は事後精算になったので（未だに先払いしている議会もありますが）540万円が丸々もらえるわけではありません。
使った分だけ精算してもらえるという仕組みです。

私はこの一年間で約577万円の経費を使いました。
ただ、人件費や事務所費、政策ビラ制作費などは県議としての活動だけでなく、党としての活動が含まれるという議会事務局の見解で使用金額の50％しか政務活動費に計上できないので、「政務活動費」として精算したのは約360万円。
540万円の「枠」のうち、180万円は使わなかったことになります。

実際に、私が使った経費は577万円だったので精算してもらえる360万円との差額217万円は自己負担ということです。
その他、日常の電車・バス・ガソリン代などの交通費や出張旅費は、精算が細かく面倒なので全て自己負担にしています。
これが年間で約100万円くらいあるでしょうか。

もちろん、飲み会、パーティ、打ち上げなどの飲食代は自費ですから（企業では打ち合わせ飲食費とか接待交際費で認められますが、議員は基本ダメです。
昔は政務活動費を使っていたらしいですが）、もう少し経費はかかっていると思います。

私の場合は、志民党の運営経費も別途必要なので（国政政党は国から政党助成金がもらえますが、地域政党は地位が確立されていないのでみんな自腹運営です）約500〜600万円くらいを政治活動費として使っている感じかなと思います。

真面目にやると活動費はかかりますから、政治活動費は正しく使うルール設定と管理を厳格化し、一定額は維持し、一方で、議員報酬は職業政治家を増やさないように減額し、兼業OK、ボランティア的な自治会やマンション管理組合のような善意の議員を増やした方が良いのではないかと私は思っています。

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２、日本の政治と未来を考える講演会
日時：5/27日曜日　13：00-17：00
第一部【平山秀善の本当にここだけの話―日本の政治の現状と未来を考える】
第二部【《今、日本の女性が危ない！》平山秀善＆樫野孝人＆井坂信彦（前衆議院議員）

トークセッションと題して、市民バクロスTVプロデューサー平山氏と前衆議院議員の井坂信彦氏、私の３人が政治的な観点からの具体的な解決案の提示、日本の現状や未来の考察、また市民に出来ることは何かを提案していきます。

当日夜は懇親会も予定しております！
お申込みはこちら↓
http://www.kokuchpro.com/event/c2d021a6b022b2004b73b58807e63c54/276981/

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３、5月の活動予定

（県議会）
５月１６日　　建設常任委員会

（出前県政相談）
５月８日（火） １７時半から１８時半＠名谷駅
５月１１日（金） １７時から１８時＠鷹取駅北側
５月２９日（火） １７時半から１８時半＠妙法寺駅

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。