かしの通信158号
監査役員の議員枠を見直す時期
2018年06月29日
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かしの通信158号
監査役員の議員枠を見直す時期
兵庫県議会議員
神戸志民党 党首 樫野孝人
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大阪北部地震の被害に会われた方々に心からお見舞い申し上げます。
電気やガスなどのライフラインのストップや交通機関のマヒなど様々な準備をしているようで、災害はしばしば想定外の結果を引き起こすことを再認識させられますね。
今一度、市民の皆さんと「備え」につい て意識向上をはかっていきたいと思います。
1、監査委員の議員枠を見直す時期
監査委員選任の同意に反対するのもこれで4年目となりました。
ご存じのように、地方自治法改正により自治体の判断で議員枠の廃止を選択できるようになりました。
これを受けて滋賀県大津市は2018年度に廃止する方針を固めています。
http://clk.nxlk.jp/NUAtQRs0
廃止の理由は政務活動費などで議会が住民監査請求の対象になった場合、議員が監査委員を務めていることは独立性が担保されないとの判断です。
また、定期監査などで年間50日程度従事しており「議員活動の負担になる」という声もあったようです。議員枠の代わりについては外部有識者を選ぶことで、「議員は会計の専門家ではなく、監査機能の強化につながる」と大津市議会事務局はコメントしています。
同様に、愛知県大府市も議選監査委員の枠を廃止しました。
大府市長は「議会には監査という立場でなく、より幅広い見地から執行機関をチェックする役割を期待する」と話されています。
2015年に、議会改革ランキング全国1位になった兵庫県は、2016年12位、2017年14位と順位を下げています。
この間、地域での常任委員会開催や若者との懇話会の実施など「足し算の改革」は進んでいると感じますが、この監査委員の議員枠廃止のような「引き算の改革」を進められるかどうかに兵庫県議会の真価が問われているのではないでしょうか。
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2、国民健康保険の請願の結果
「国保財政への国庫支出金を増やし、地域間格差をなくすことを求める」請願が6月県議会に提出されました。
結果は、下記で不採択。
賛成・・かしの、丸尾議員、共産党
反対・・自民、公明、県民連合(国民民主&立民&無所属)、維新
各会派とも問題意識はあるはずなのに、こうした請願は採択されません。
この状態を放置しておいて良いとは思えないのですが・・・。
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3、4年目は健康福祉常任委員会になりました。
事業範囲は、医療、子育て、介護、障害者福祉や病院などです。
http://clk.nxlk.jp/eY6mTaGb
市民生活に身近な話が多いのでみなさんの声を聞いてしっかり頑張ります。
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4、7月の活動予定
(県議会)
7月10日から7月11日 健康福祉常任委員会 管内調査
7月12日 県政150周年記念式典
7月18日 健康福祉常任委員会
(出前県政相談)
7月5日(木) 17時から18時@板宿商店街
7月25日(水) 17時30分から18時30分@名谷駅
7月27日(金 17時30分から18時30分@妙法寺駅
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。