特定非営利活動法人神戸NPOセンターの理事長を務める。市民の交流と生涯学習の場の提供を目的に、「神戸・シニアモダニティ倶楽部・上品な会」をこれまでに31回開催。神戸にまつわる歴史や文学、料理をお題にした講演会のほか、菅原洋一さんを招いてのディナーショー、ハワイアンとフラを楽しむ宴など女性が参加しやすいイベントの企画を心がける。昭和32年、神戸の商社に就職。以来、ニューヨークや横浜での勤務を経ながら生活の拠点は神戸に置き続けてきた。阪神・淡路大震災を経験し感じたことを手記にまとめた際に、「あらためて自分が神戸という街を愛している」ことを再確認。神戸のために自分ができることを模索してきた。六甲山の高台に暮らし、日々神戸に暮らしていることのありがたさを思う毎日。「なによりこの豊かな自然がはぐくんだ神戸の人たちの温かさ、センスが好き」。会の名称にはそんな高瀬さんの「神戸愛」が込められている。