【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

洋菓子業界をリードする、神戸スイーツの両輪

今や神戸スイーツを代表する「ボックサン」福原さんと「レーブドゥシェフ」佐野さん。ふたりの共通項は多い。住宅地のケーキ屋さん出身のオーナーシェフであり、ともに「神戸マイスター」「兵庫の匠」の洋菓子部門に認定されている。神戸市須磨区出身、実家は福原さんが洋菓子店、佐野さんが和菓子店。飛松中学の同級生で、福原さんは剣道部、佐野さんは柔道部で汗を流していた。福原さんは創業者である父から受け継ぎ「神戸洋菓子」を兄弟で盛り立ててきた。一方、佐野さんは東京の製菓学校を卒業後、銀座の店で腕を磨き、地元神戸で独立した。現在は、ふたりとも兵庫県洋菓子協会副会長を務め、業界の発展や後継者の育成にも力を注いでいる。一緒に食事や海外視察に行く仲で、洋菓子談義にも熱が入る。「実は中学時代はお互い面識がなく、大人になってこの業界に入って知り合った」という。ふたりとも「甘いものが好き、食べるのが好き」そして何より「作ることが大好き」という。パティシエを志した初心を忘れず、全国へむけて神戸の洋菓子を発信している。