小池 正さん 東灘区・昭和20年生まれ

仲間が慕うアウトドアの伝道師

大手電機メーカーにエンジニアとして勤めていた20代の頃、ヨットに出会い、今では自艇のヨットを持つ小池さん。一人で風に吹かれて優雅にというイメージのヨットだが、レースだとそうはいかない。複数のメンバーで、かじ取りや帆の向きの調整など、チームワークが一番大事なスポーツなのだ。ヨット仲間からはエンジニアと料理の腕前、何よりも人柄を慕われ、レースメンバーに無条件で組み入れられると言う人気ぶり。外洋の大波など危険な場面にも遭遇する事も多い一方、海上で見る朝日や夕日、イルカとの出会いなど、大きな感動もある。アウトドア塾TARAを主宰し、海でヨットや船釣り、登山、川でラフティングやシャワートレッキング、スノーボードなど、四季を通じてあらゆる場所で自然と触れ合う。40代で健康的に、50代で趣味を極め、60歳までに道具を揃えるのがコツだと語る。見習いたいものだ。

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