平林 修さん 純子さん・北区・昭和20年生まれ 昭和22年生まれ

バラの香りに包まれて。

五十種類以上のバラが咲き誇る平林家の庭はご近所でも有名。ご主人の修さんが丹誠込めて作ったバラ園である。以前は品評会に出品する大型種を手がけ、賞をもらったことも。ここ数年は庭作りに精を出している。門の外は黄色、玄関周りは濃淡のピンク、部屋の窓から見えるアーチには白を、とデザインを考え、風当たりや日当りなど様々な要因を考慮して工夫を重ねる。それでも「自然が相手」だけに近年の猛暑や天候不順に悩まされる。「パパは妻や子どもたちより、バラの方が心配なのよね」と笑う純子さんに対し、修さんは「バラは花の女王。気むずかしくてデリケートだから、しょっちゅう世話してあげないと」と真剣な表情。バラの季節には家族や親しい友だちや招き、「バラパーティー」を行うのが恒例。共働きの開業医であるおふたりは、オフの日は一緒にゴルフを楽しんだり、食事に出かけたり…公私共に良きパートナーだ。

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