【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

板宿の商店街の一角にある老舗珈琲専門店上島。ご主人の上島秀介さんは神戸の焙煎業社で勤めていた頃に、「自分の思うようなコーヒーを出したい」と店を開き今年で36年目を迎える。アンテナショップとして、自家焙煎器を置き、挽きたてのコーヒー豆で抽出するサイフォンコーヒーは当時でも多くはなかった。当初は奥さまの昌子さんが店に立ち、その後、秀介さんが40歳のときに独立し、夫婦二人で営んできた。お二人が醸しだす落ち着いた雰囲気とコーヒーの香りに包まれて地元の人たちの安らぎの場として愛され続けている。