2012年夏号掲載
遠藤晏市さん(昭和22年生まれ)・呉杏芳さん(昭和28年生まれ)
中華粥をメインメニューに、神戸で広く愛されてきた中国家庭料理店。専業主婦だった店主の呉杏芳さんが中華料理店を営んでいた両親から引き継いだ味を伝えたいと阪神淡路大震災後に開いた。「家族の健康を願う両親の味をお客さんにも伝えたい」と思い出を語る。呉さんの奮闘をみて、開業からほどなくご主人の遠藤晏市さんも退社して店をサポート。二人三脚で切り盛りしてきた。現在は息子さんと娘さんも加わって、優しさと奥行きのある味わいとアットホームなもてなしで、お腹も心も素朴で満ち足りたひとときを感じられる。
中華粥は鶏ガラスープでじっくり煮込み、栄養満点、優しい味わい。
魚の中華粥1,050円。