2013年冬号掲載
平田誠一さん(昭和14年生まれ)・節夜さん(昭和12年生まれ)
昭和45年創業の手打ちうどんの店「大八」。ご主人の平田誠一さんは三宮の寿司店で勤めた後、手打ちの讃岐うどんの修行をし、独立してうどん店を開いた。数年後から奥様の節夜さんも店を手伝うようになり、家族的な雰囲気で地域で愛される店に。時代の流れや震災の影響で風景は変わったが、コシのある麺と4種類のカツオを使った出汁の変わらぬ味と、ほっとくつろぐ佇まいで30年近く通う常連さんも。麺は手打ち独特のコシがあり、出汁の味が程よくからむ弾力。40年近くうどん店を続けている平田さんだが三度の入院から復帰し「生涯仕事は続けたい」と奥様とともに、変わらぬ味で客を迎える。
人気の「鉄火巻き定食」太めの鉄火巻とうどんのセット800円。(写真のきつねうどんは850円)
昔ながらの懐かしい雰囲気漂う店内。