2013年夏号掲載
森下延市さん(昭和16年生まれ)
名物「大漁桶」が評判の「かねも」。活きの良い旬の魚がどっさり盛られた木桶をテーブルに運び、その中から好みの魚を、造り、煮物、焼き物、揚げ物など好きな調理法で注文する。〝親父〟と呼ばれるご主人の森下さんは小豆島出身、実家が漁師で魚の仕入れには妥協がない。「魚をあまり食べないという若い人も、初めて食べる魚を美味しいと言ってくれるのがうれしいね」と森下さん。魚料理のほか、野菜のおばんざいや一品料理など、100種類以上のメニューがそろう。1階はカウンターとテーブル席、2階と3階は個室もあり、一人でふらりと寄るもよし、仲間と集うもよし。美味しい魚とお酒をたっぷり楽しめる。
「今日の大漁桶」はメバル、アブラメ、キンキ、岩ガキ、オコゼなど。その日の仕入れによって内容は変わる。一尾680円くらい~。
カウンター席では常連さんが"親父"と気のおけない話を楽しみながら一杯。