2013年秋号掲載
仁井文浦さん(1946年生まれ)
中国・山東省出身の仁井さん。1981年に知人の誘いで来日、神戸の名店「神仙閣」で約20年腕を磨いてきた。その後独立して、2000年に鯉川筋に自分の店「萬聚楼」をオープン。リーズナブル価格の気取らない中華食堂の店構えながら、本格料理を味わえるとあって、地元の華僑も通う人気店だ。お昼はランチセット、夜は軽くつまめる単品からコース料理まで豊富なメニューを提供する。肉汁を閉じ込めてカリッと焼き上げた焼き餃子や、もっちりした食感の手作りの水ギョウザなど、点心もおすすめ。甥と一緒に厨房に立ち、接客もする仁井さん、「家族でもおひとりでも、気軽に食べに来てほしい」と毎日腕を振るう。
人気の焼き餃子は、ビールとの相性も最高。単品350円、ビール(生中または中瓶)セットは800円。
酢豚(750円)をはじめ、肉や魚介、野菜たっぷりの炒め物やあんかけもおすすめ。