2014年秋号掲載
安藤 道子さん(昭和21年生まれ)
神戸駅近くのこぢんまりとした焼き鳥屋さん。カウンターの中で笑顔で迎えてくれるのが店主の道子さん。安藤さんのご主人が昭和62年にオープン、「この界隈で一番美味しい」と評判を呼び、地元サラリーマンたちの憩いの場として、今も変わらず親しまれいる。安藤さんご夫妻は実はふたりとも美大の出身。専門学校でそれぞれ日本画と洋画を教えていた頃に出会ったという。ご主人が患ったことで道子さんも店を手伝うようになった。見よう見まねで仕事を覚えた頃ご主人が他界。店ののれんを守り、気がつけばもう19年。「その日その日を大切にしたい」と、毎日丁寧に下準備をしてお客をもてなしている。
あっさりした醤油ベースのタレが美味しい。120円~/1本(税込)
カウンターだけのアットホームな雰囲気。一人でふらりと立ち寄る常連さんも多い。