2010年夏号掲載
鎌田勝也さん(昭和13年生まれ) 良司さん(昭和22年生まれ)
昭和27年創業、関西初のサイフォンコーヒーの店として知られる。カウンターでコーヒーを煎れるのが兄の勝也さん。焙煎を担当するのが弟の良司さん。「兄はもの静か、弟は社交的でトークが楽しい」とは、この店のママ、兄嫁の洋子さんの評。「個性的なふたりのコンビがちょうどいいのよ」。現在、息子さんもスイーツ担当として店を手伝い、デザートメニューやネット販売を手がけている。家族経営で、老舗の味を守りながら進化するエビアンコーヒー。「これからも神戸の味として、地元のみなさんにも全国のみなさんにも親しんでもらいたい」と語ってくれた。
創業当時は珍しかった自家焙煎。経験がものをいう職人の仕事だ。
香りと苦み、酸味のバランスが良い、エビアンオリジナルブレンド。