北区・昭和18年生まれ
明治時代から米屋を営んできた商売人の家系。吉田さんの祖父が昭和3年、鈴蘭台駅(当時は小部駅)の開業に合わせ酒販店を現在の地に構えた。その後化粧品も扱うようになり、代々夫婦で店を切り盛りしている。自身は「10年間、中学校の体育教師として勤めた」という異色の経歴の持ち主。その後、店を継ぎ、まじめな人柄で地元のお客さんをしっかり囲い込んできた。「今は主に経理部門を見て、店は息子に任せているんです」。息子の寛さんは、立春の日の朝に搾りあがった縁起のいいお酒の予約を受け付けたり、大型バスを借り切って酒蔵見学ツアーを実施するなどアイデアマン。安心して4代目にゆだねている。
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2013年冬号掲載