中央区・昭和22年生まれ
センチュリー21の松浦会長。ガラス屋の三代目として家業を継いだが、自宅を購入した際に不動産事業の魅力を知り、現・社長の息子さんとともに不動産売買・賃貸業を新たに始める。店舗オープンの日に阪神・淡路大震災が起きた。ビジネスはそのまま被災者の生活復旧と重なった。以来、本社ビルの建設など着実に事業を伸ばしていく。「業界の常識に縛られることなく、お客さんに受け入れられる店づくりを考えてきたことがよかった」と松浦さん。ガラス職人としての知識、技術を生かし、錠前や水廻り、電気など設備メンテナンスの依頼に対してもフットワーク軽く現場へ。「事業を大きくするより、信頼を広げたい」と率先して模範を示している。