垂水区・昭和21年生まれ・昭和26年生まれ
幼い頃に視力を失った折野正造さんは、鍼灸マッサージ師として治療院やデーサービスなどで勤務してきた。定年退職した現在、医療保険を使った鍼灸マッサージの訪問治療を行いながら、自宅でも開業。同じく視覚障害者である奥様のいく子さんも、訪問治療の仕事に携わってる。患者さんに「痛みが和らぎました」「楽になりました」と喜んでもらえるのが何よりうれしい、と言う折野さん夫妻。また、阪神淡路大震災をきっかけに、社会の中で役に立ちたいという思いから、ボランティアグループあすなろを結成。琴や詩吟、手品などチームを組んでデーサービスや老人ホームの施設を訪れ、人々とのふれあいを楽しみながら活動を続けている。