灘区・昭和20年生まれ
鹿児島県沖永良部島出身の皆さんの「神戸に故郷を」との思いから作られたのが、神戸沖洲会。大正15年創立の伝統をもつ。大野さんは沖永良部高校卒業後、島唯一の銀行で働くも、島を出てどうしても学びたいと、神戸製鋼で働く御主人が帰省していた時に知り合い、結婚し神戸へ。「島の高校、島の学問がどこまで通じるかチャレンジしたかった」と子育てが終わった頃に、大学生に囲まれて勉強し宅建の試験に挑戦。二度目の挑戦でみごと合格し40歳から64歳まで実務を経験した。その後「苦しい時に本当に癒された」という神戸沖洲会・婦人部の仕事を始め、現在は婦人部相談役と会計部長を務める。東北へ元気を運ぶボランティア活動などに東奔西走している。