【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

元祖イクメン・父親たちの「パパイーヤ」。

宮大工の家系に生まれた中田さんは、地元工務店の二代目代表。仕事はもちろん、地域の活動にも代々貢献。地域のリーダーだった父親を見てボランティア活動も当然のように手伝っていた、という。親子三代お世話になっている灘区備後町の成徳小学校では「父親が子どもたちとふれあう機会を」と父親会を発足。「イクメン」という言葉もまだなかった平成11年に結成されたのが「パパイーヤ」だ。合い言葉は「父親も楽しんでやろう！」。以来、中田さんは自分の子どもたちの卒業後もＯＢとしてお手伝いを続けている。若いお父さんたちが活動しやすいようにと、年配者は裏方に徹し要所でアドバイスを送る。地域のみんなや子どもたちの喜ぶ顔が何よりの励みだ。