【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

90歳で地域を見守る「まちのお母さん」。

東灘区界隈で「お母さん、ばあば」と呼ばれ慕われている佐奈喜さんは、90歳の今も子育て支援や児童館の世話役、お祭りなど地域の交流の場で活躍する。会社勤めのときに始めた卓球を続けて70年以上、本山第三小学校やママさんチームの卓球指導歴も長い。「子どもたちはいつの時代もかわいい。一緒にいると楽しいのよ」と佐奈喜さん。子育て支援の場では参加する母と子を優しく見守り、さりげなくアドバイス。自然体で明るく元気な存在感と何気ない一言にも深みがある。「いろんな経験をしてきたから、今は良かったと思える」と、出会う人に勇気と安らぎを与える人生の大先輩だ。