中央区・昭和29年生まれ
昨年4月、旧海文堂書店近くにオープンした「うみねこ堂書林」。店主の野村さんは、学生時代から無類の本好き。ミステリの世界に惹かれ、新刊だけではもの足りなく古書を探し始めた。三宮、元町商店街、高架下から兵庫、長田、須磨…足しげく古書店巡りをしたという。就職後も探偵小説の魅力を伝えたいと「神戸探偵小説愛好會」を主宰し、書評や随想も執筆。神戸出身の横溝正史の文学碑建立にも尽力した。そして退職後、念願の「自分の店」を開いた。国内海外のミステリを中心に、文芸書、科学史関係書など幅広く揃える。「レジの中と外は大違い。仕入れや接客など初めてのことばかりで大変です」と言いつつ、充実の毎日である。
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