【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

和太鼓を教え続けて34年

皮革製品向けの裁断用抜き刃型メーカーを経営する傍ら、「長田の宮神撫太鼓研究会」の代表として地域の人たちにボランティアで和太鼓を教え続けている。鳥取･境港の出身。「出雲大社に近く、人々が太鼓や笛を演奏しながら村中を練り歩く神楽の盛んな地で育ったことが原点にある」。プロを目指すチームからダウン症の人たちで作るチームまで、およそ100人が工場の2階にしつらえた稽古場で毎週練習を積む。お披露目する機会は年間に40回ほど。ステージを見てばちを握りたいと志願してくる人も多い。「チームがひとつになって音を合わせるすばらしさは何にも代えがたい」。たたく人、見る人すべてが喜ぶ姿が三浦さんを支えている。

三浦さんが演奏する
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