北区・昭和18年生まれ
大手外資系食品メーカーに早期退職して以来、悠々自適の日々を過ごしていた桜木さん。昨年4月、知人が経営するクレープ屋を畳むと聞き、パンケーキの店を開こうと一念発起した。原点は「45年前のアメリカ留学時代に口にした味」。自宅でも自分で焼いて焼酎のつまみに食べるほどのパンケーキ通。「空気を混ぜないことと水加減が命」だそうで、そのモチモチ感を求めて遠方からも客がやってくる。ロサンゼルス出店が目標で「本場を驚かせて」から東京へ逆進出する青写真を描く。「上場して3兆円を稼いで、トルコに別荘を構えたい」と壮大な夢をひょうひょうと語る、その超越した“桜木ワールド”に触れられるのも店の魅力のひとつだ。
桜木さんのパンケーキは、ココで!
2011年冬号掲載