西区・昭和20年生まれ
「土に触れていると、沢山の知らない世界、季節感、生命の営みや感動を教えて貰えます」山間にある畑を愛おしそうに見ながら語る平川さん。家庭菜園のつもりで始めたが、美味しさを求めて、無農薬、完全有機栽培を目指し5年以上かけて土壌を改良、種作りや肥料にもこだわり、今では35種以上の野菜を収穫している。「野菜本来の甘み、苦み、深みを味わえるのは幸せ」と言う。年間百冊の本を読み、人間の生き方や社会の在り方を考察してきた平川さんにとって、農業を通して自然を体感することは「禅の修行の様なもの」。日々の感動の中で生きる哲学(自ら考える)を実践している。