兵庫区・昭和22年生まれ
「学生時代にマルクスの『資本論』に魅せられ、知の宝庫である本に親しんできた」という片岡さん。若い頃からの夢であった古本屋開業を「定年の10年前から計画」。今年5月に二周年を迎えた。旧来の知人や友人、近所の方、新規のお客さんなど、さまざまな人が訪れ、宝探しのように本を探したり、蔵書や愛読書を売ったり。経営的には「有料の書斎」状態ということだが、「一日5時間、好きな本たちに囲まれ、毎日が充実している。お客さんの本にまつわる蘊蓄をうかがうのも至福のひととき」と幸せそうに語る。「古書片岡」は、「本好きの 人・本・心 をつなぐ店」のモットー通り、本好き、読書好きの憩いの場となっている。
片岡さんに会うなら…ココ!
2011年夏号掲載