長田区在住・大正15年生まれ
長田区にある大堀商店の“看板娘”として70年以上も店に立つ大堀時子さんは今年で86歳。そのパワーの源はと聞くと「馴染みのお客さんや近所の人と話をしたり、どこにでも出かけていくこと」だと言う。阪神・淡路大震災で大きな被害にあった菅原市場にあった店を、現在の住居兼店舗として立て直してからもその笑顔を慕って来る客も多い。「長いつきあいのお客さんが、自家製の漬物や惣菜を買いに来てくださり、本当にありがたいです」と顔をほころばせる。震災後の歩みや人生にふりかかる深刻な話も、笑顔とともにポジティブなメッセージとして、周りに元気を届けている。
大堀さんに会うなら…ココ!
2012年春号掲載