2013年秋号掲載
斉藤豊次郎さん(昭和22年生まれ)
岡本の地に60年続く書店「本山宝盛館」の二代目店主。こぢんまりした店内には、父の代から親交のあった灘中・高の"伝説の国語教師"橋本武さんや児童文学家の灰谷健次郎さん(いずれも故人)ら神戸ゆかりの人物の本が数多く並ぶ。斉藤さんは、平成10年から岡本商店街振興組合の理事を務め、商店街の利用を促すサービスの充実や地域一体を盛り上げるためのイベントを開催してきた。最近は、有馬温泉や篠山と交流を深め「人の往来を広域で活発化させるのが目標」と話す。岡本の歴史を知る語り部として「若い世代も巻き込みながら、様々なアイデアで街のにぎわいを作っていきたい」と岡本愛を貫く。
神戸関連の本が並ぶ店内。阪神間ゆかりの作家の写真も飾られている。
看板犬のラバーちゃんがお出迎え