2013年秋号掲載
五嶋靖浩さん(昭和18年生まれ)
大正12年創業、長田神社の参道でお饅頭専門の製造販売を始めて95年になる「ほうらく堂」の三代目店主。紅白饅頭としても長く愛されている「ほうらく饅頭」は、当時の傷痍軍人救済のために将校婦人たちが売り出したもので、今も変わらぬ伝統の製法で作り続けている。五嶋さんは、長田神社前商店街振興組合の理事長も務め、地域の様々な活動を手がけている。ポイントカードの発行や話題性のあるイベントなど、元気な商店街と言われる長田神社前でも「商店街はどこも大変。集客やサービスなど良いと思うことを積極的にやっていかないとさびれてしまう」と、4団体とともに街の活性化に奔走している。
テレビや雑誌でもたびたび賞賛された伝統の味。こしあん(抹茶)、粒あん(白)、白あん(赤)の3種類。